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世界選手権広州大会(団体戦)

 日本  3-0  ロシア
○水谷  7、9、2     クズミン
○韓陽  9、8、-6、-7、13 スミルノフ
○吉田  -11、9、6、11   マズノフ

 1番の水谷。出足からサービス、3球目攻撃がよく決まり、試合の主導権を握った。終始リードを保ち、安定した試合運びでゲームを取った。第2ゲームもフォアのストレートボールがラリーで威力を発揮した。相手のフォアを攻め、ポイントを重ね、バックハンドでのカウンター攻撃も光った。第3ゲームは持ち前のサービス、レシーブのうまさとコースの良さで6-0とリードし、体もよく動き、完勝した。

 2番の韓陽はスミルノフと対戦。韓陽は多彩な台上テクニックで先手を取り、リードを保ちながらフォアハンドドライブの連続攻撃でよく攻め、ゲームを取った。第2ゲームは出足からラリー戦となり、互角の勝負となったが、後半における先手攻撃が勝利を呼び込んだ。
 第3ゲームは中盤から相手のドライブが決まりだし、引き離された展開になってしまった。第4ゲームは徐々に相手ペースに入り込んだが、ラリー戦で消極的になり、相手に攻めきられた。最終ゲームでは前半から積極的に攻めリードをするが、中盤以降、相手の両ハンド攻撃にやや消極的になったが、集中力を切らさず、積極的にドライブで盛り返し、ジュースに持ち込んだ。最後はカウンターを2本連続で決めて勝利をもぎ取った。

 3番の吉田はマズノフと対戦。第1ゲーム、吉田は中陣でのラリー戦で劣勢になりリードされ、後半得意のフットワークとフォアドライブでジュースに持ち込んだが、サービスがあまくなったところをドライブで先手攻撃され、ゲームを落とした。第2ゲームはクロスのドライブ戦で吉田が打ち勝ち、ゲームは1-1のタイ。第3ゲームは前半からフォアドライブの連続攻撃で先手を取り、6-0とリードし、プレーに余裕が見えてきた。後半も落ち着いたプレーで完勝した。第4ゲームは、最後までフットワークを使ったオールフォアでのドライブ攻撃の執念が見られ、ジュースになってもその勢いは止まらず、勝ちを呼び込んだ。
【高島の通信簿】水谷85点 韓陽90点 吉田90点

大きな1勝をあげた韓陽/スミルノフ、最後で消極的になりつかみかけた勝利を逃す