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世界選手権広州大会(団体戦)

トップの石川は良く動きドライブで攻め、良く戦ったが王越古のドライブの種類にとまどった。特にループドライブにタイミングを狂わされた。1,2ゲーム目のうち、どちらかを取っていれば展開も変わり、石川の得意のバックハンドからの攻撃が発揮されただろう。
 2番の平野のペースでゲームが進み。両ハンドドライブに冴えを見せ、好調な平野のプレーであった。3ゲーム目の後半に5本連取し、ジュースまでよくばん回した。3ゲーム目を取っていれば、自分のペースでプレーができたように思えたが、3ゲーム目を落としたことでリ・ジャウェイがスマッシュが決まりだし、相手ペースになってしまったのは惜しまれる。しかし、今回の平野のプレーは見事に輝いていた。
 3番の福原はバックハンドの調子もよく、攻めのコースもよかったが、馮天薇のドライブを止めることができなかった。ラリーでは両ハンドをよく打ったがポイントに結びつかなかった。もっと相手を前後に揺さぶる緩急をつけたバックハンドを多用すれば、勝機はあったと思う。プレー自身はハツラツとして体もよく動き、良かっただけに惜しまれる。
 全体的に見て、戦い方、プレーの幅、動きの速さに大きな進歩が見られた。今後はスピードとコース配分にもっと磨きをかけ、命中率を高めていけば、常に世界の上位で戦える可能性があると思われた。
【高島の通信簿】1番石川75点 平野75点 福原70点

今大会2敗を喫した石川はまだ15歳。今回の悔しさをバネにさらなるステップアップを