ラストに出場した福岡春菜。相手チームのエース格である唐イェ序に対し、ゲームカウント1-2とリードを許す。
しかし、配色濃厚なところから必死に追いすがる福岡。中盤で5-9とリードされながら9-9に追いつく。スマッシュミスが多くでるが、それも勝負を賭けてのこと。無駄な凡ミスは一本もない。
9-9から思い切った4球目回り込みドライブがネットを弾いてオーバー。しかし、9-10から唐のフォアドライブに再び回り込み、バックストレートにスマッシュで打ち抜く。23時を回った会場、それでも会場にはお客さんが70人以上は残っている。たとえ帰れなくても、みんなこの試合は見届けたいのだ。福岡、11-11から長いラリーを自らのフォア強打で決める。続く12-11でも福岡のフォア強打が唐のラケットを弾く。ついにゲームオールに持ち込んだ。唐イェ序の瞳に、勝利への焦りが浮かんでいるように見える。
福岡、最終ゲームの出足で3-0とリード。唐イェ序が5本連取で3-5と逆転する。頑張れ福岡、心理戦なら勝機は必ずある!