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フォルクスワーゲンオープン

 女子団体準々決勝。世界団体戦・広州大会に続いて韓国と相まみえた日本女子チーム。トップは平野早矢香と金キョン娥の対決となった。

 序盤から無理をせず、まったくミスのないカット打ちで粘る平野。時たま見せる強打に対して、金の低いカットが入ってくるとまたツッツキでイチからラリーを組み立てる。連続強打でミスする愚を犯すことなく、おでこに「我慢」と書いてあるかのような、根性のカット打ち。金の中陣からのカウンターも必死でブロックする。
 正確なカットが持ち味の金キョン娥もこれにはお手上げ。真綿で締め付けられるように劣勢に陥っていく。第3ゲーム、平野ついにマッチポイント。10-7から浅く浮いたボールを、渾身の力を込めたフォアスマッシュ。目にも留まらぬこの一打が金キョン娥の体に直接ヒットし、勝負あり。平野早矢香、貴重な先制点を挙げた!
 金キョン娥が日本選手に対して、これほど完璧に敗れるのを見るのは初めてだ。