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フォルクスワーゲンオープン

●男子団体準決勝
[クロアチア 3-2 韓国]
○譚瑞午 -3、7、9、9 柳承敏
○プリモラッツ -9、-3、8、5、7 尹在栄
 譚瑞午/ガチーナ -11、8、9、-5、-11 尹在栄/呉尚垠○
 ガチーナ 13、9、-10、-7、-9 柳承敏○
○プリモラッツ -9、6、7、-7、5 呉尚垠

 会場に1台だけ残ったクロアチアvs.韓国戦は、ラストを死守したプリモラッツの健闘が光った。「アウッ!」という、打球時に漏れる独特の声がフロアに響き渡る。93年世界選手権3位、97年ワールドカップ優勝の強豪も、近年は不振が続き、地元ザグレブで行われた07年世界個人戦も早いラウンドで敗退。しかし、今日は足が良く動き、故障明けの呉尚垠を動きの良さで上回った。6大会連続出場となる8月の北京五輪、彼の集大成となるであろう大会に向け、上々の仕上がりを感じさせた。

 一方、韓国男子は不安材料が多い。いまだ調整途中とはいえ、現五輪金メダリストの柳承敏はイージーなミスが多く、本調子にはほど遠い様子。呉尚垠も変化サービスからの強烈な3球目攻撃が陰を潜め、ラリー戦で我慢できずにミスする場面が多かった。尹在栄とのダブルスも完成度はまだまだ。現段階では、たとえ決勝に進出しても中国相手には難しい。これからどこまで調子を上げていけるのか。