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フォルクスワーゲンオープン

 女子シングルス第2ステージ1回戦。07年世界ザグレブ大会で敗れた因縁の相手、ドデアン(ルーマニア)と対戦した福原愛。

 福原はゲーム序盤から我慢強いプレー。無理なバック強打や連続強打での深追いで失点したザグレブ大会とは違い、打点の早いナックル性のバックハンドを慎重にコントロールし、ドデアンのミスを誘う。レシーブも強打するより、回転のかかった低いループを多用していた。
 もちろんチャンスボールには思い切りの良い強打。第3ゲームは10-5のゲームポイントから、バッククロスへのバック強打を連発して観客をどよめかせた。終始安定感のあるプレーで福原がストレート勝ち。実際、両者の実力からすればそれほど意外な結果ではないように思える。それほど完璧な福原のプレーだった。

★福原愛の記者会見
「ドデアン選手には1年前の世界選手権で負けていたのですが、今回はしっかり準備ができていたし、精神面も良かった。昨日の予選リーグで若宮さんとやっていたビデオを見て準備しました。世界選手権で負けたのは、技術面よりも精神面が良くなかったと思うので、冷静に戦うことを心がけました。
(記者)サアーッの声がなくて寂しいですが?
『目指せポーカーフェイス』で頑張ります」

●女子第2ステージ1回戦
福原(ANA) 1、8、5、9 ドデアン(ルーマニア)