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フォルクスワーゲンオープン

 柳絮飛との勝負が最終ゲームにもつれた平野早矢香。残念ながら最終ゲームは0-5から2-6、2-10と離されて3-11で失い、この試合に敗れた。
 裏面打法も操る柳絮飛だが、バックの主戦技術は多彩なバックショート。特にサイドスピンショートと、やや中陣に下がった平野に対する伸びるバックショートが有効だった。平野はこの伸びるバックショートに対してバックハンドのオーバーミスが多く、入れにいったボールは柳絮飛の強烈なカウンタードライブを食らった。

 フォアドライブは以前よりも威力を増している平野だが、中陣からのバックハンドは回転、スピードともやや物足りない。そのため、トップ選手にはカウンターで狙われる場面が多く見受けられる。五輪に向けて、そこが課題になりそうだ。

 また、平野に続いて登場した藤井寛子も、06年の本大会で勝利している同タイプの帖雅娜(中国)にストレート負け。帖雅娜のフォアハンドは以前よりも積極性を増しているように見える。日本女子では、福原愛がただひとりベスト16に残った。

●女子シングルス第2ステージ1回戦
柳絮飛(中国香港) 9、-8、9、-10、-7、6、3 平野(ミキハウス)
帖雅娜(中国香港) 2、7、7、8 藤井(日本生命)