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 女子シングルス第2ステージ1回戦。北京五輪アジア大陸予選に続いて実現した王楠vs.唐イェ序の一戦。ゲームオールデュースで唐イェ序が勝利したアジア大陸予選に続いて、この試合もゲームオールにもつれる。
 しかし、試合のペースを終始握っていたのは唐。王楠は唐の積極的な前陣攻撃の前に、受け身に回った印象だ。ゲームカウント1-3から3-3まで追いついたのはさすがに女王の貫禄だったが、最終ゲームは王楠2-4唐イェ序から、唐に7本連取を食らって終戦。かさにかかって攻める時の唐の両ハンド強打、破壊力は相当なものだ。

★唐イェ序・試合後のインタビュー
「五輪前の大切な試合なので、一試合一試合一生懸命やっている。王楠とやるのは2回目です。(今回の試合には)満足している部分はありません。これは五輪ではないから。
 ただ、王楠に対していろいろ準備をしてきたし、王楠の良いところも悪いところも研究してきているので、それが今回の勝因だと思います。試合中や試合の前は、勝ち負けのことは全く考えないで、ただ自分の技術を出し切ることだけを考えました」

「これは五輪ではないから」という唐の言葉に、北京五輪にかける並々ならぬ思いが感じられる。中国・吉林省出身の唐だが、中国選手に対しても一切手抜き、なしだ。

●女子シングルス第2ステージ1回戦
唐イェ序(韓国) 5、7、-10、8、-8、-7、2 王楠(中国)