スマホ版に
戻る

速報・現地リポート

トップニュース速報・現地リポート

フォルクスワーゲンオープン

 16時スタートの男子シングルス第2ステージ1回戦。その口開けに登場した吉田海偉(グランプリ)。対戦相手は現世界ランキング1位の王皓(中国)。

 吉田のパワードライブと王皓の裏面ドライブが激突する、好勝負が期待されたこの試合。しかし幕を開けてみると吉田はまったく精細を欠いた。王皓がパワードライブを連発するわけではないのだが、王皓の台上処理に対して回り込むことができず、バックショートが多くなる吉田。観客も首をひねる中、淡々と試合が進行。ゲームカウント0-3で迎えた第4ゲームも0-5でリードを許し、ここで吉田がタイムアウトを取ったが時すでに遅し。7-10とマッチポイントを奪われた場面では、すでに集中力が切れたようなフォアドライブの引き合いで吉田のラケットが空を切った。あまりにあっけない幕切れだった。

 また、李静(中国香港)に挑んだ高木和卓もストレートで敗戦。前陣での切れ味鋭いドライブも李静にシャットアウトされ、中陣から反撃のパワードライブを浴びた。

●男子シングルス第2ステージ1回戦
王皓(中国) 6、7、3、7 吉田(グランプリ)
李静(中国香港) 5、9、5、6 高木和(東京アート)

★吉田海偉、試合後の記者会見
「(王皓には)勝てばランキングは上がるし、とにかく自分らしい卓球をしようと思った。それができずに残念です。以前に対戦した時は向こうが緊張していて、結構競ることができたし、チャンスはあったけど、今日は相手もリラックスしていてノーチャンスだった」