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フォルクスワーゲンオープン

 女子シングルス第2ステージ2回戦、福原愛(ANA)は姜華君(中国香港)にストレートで敗れた。満員の場内からはそのプレーに大きな拍手が送られたが、姜の前陣攻守は崩せなかった。

 福原は第1ゲームからやや両ハンドの精度が低く、調子に乗りきれない状態。試合後の会見で「朝イチの試合に弱いので、それを克服したい」と語ったが、確かに課題のひとつかもしれない。それでも、第1ゲーム3-8、第2ゲーム0-7のビハインドからよく挽回し、スピードのあるバックハンドを決めたが、ともに9本で落とす。
 第3ゲームもバックハンドにネットミスが多く、福原苦しい表情。7-11で落とす。第4ゲーム、はじめて6-2と中盤でリード。6-3からレシーブドライブを決めて7-3。会場は大いに沸く。しかし、ここから8-7まで追い上げられ、ここでタイムアウト。流れをこのまま変えることができず10-11からバッククロスへの3球目強打がオーバーして試合終了。ベスト16で進撃はストップした。

☆福原愛、試合後の記者会見
「姜華君とは今まで2回やったことがあって、そのことは気にしないようにしたけど、前回も同じような感じで負けました。五輪前なので、最低でもベスト8に入ることが目標でした。達成できなくて悔しいです。今はチームランキングを上げるのも大きな目標なので、それができないのも悔しい。大会全体を通しての試合内容は良かったと思います。あとは朝イチの試合に弱いので、そこを克服していきたい。相手に自分の心理を読まれないように、もっとポーカーフェイスでいきたい」

下写真右は姜華君が時折見せたバックカット。これがクセ球で、低くて良く切れていた