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フォルクスワーゲンオープン

 男子シングルス第2ステージ2回戦、03年世界選手権パリ大会の再現となったシュラガー(オーストリア)vs.朱世赫(韓国)。試合前、シュラガーは塩野真人をスパーリングパートナーにして、バックドライブによるカット打ちの練習などをしていた。男子のカットマンは朱世赫以外では彼だけなのだ。

 試合はさすがに両者、手の内を知り尽くした攻防。朱世赫の強烈なカットからの反撃も、シュラガーはやや台から距離をとってがっちりブロック。一発では抜けない。そして両ハンドで伸びのあるカット打ちを見せ、1ゲーム先取する。
 しかし、朱世赫も第2ゲーム以降はドライブを多用。ブロックで止められてもシュラガーに安心してカット打ちをさせず、次第にペースを掴む。3ゲームを連取し、競り合いとなった第5ゲームも10-9のマッチポイントから、フォアクロスにパワードライブを決めた朱世赫が勝利。
 パリ大会から今大会までにも幾度となく対戦しているが、やはりパリ大会を思い出させるふたりの対戦だった。

●男子シングルス第2ステージ2回戦
朱世赫(韓国) -9、10、6、9、9 シュラガー(オーストリア)