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速報・現地リポート

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フォルクスワーゲンオープン

 トップ:王励勤vs.譚瑞午
 現世界チャンピオンと対戦した譚瑞午は、広東省の仙頭(スワトウ)卓球学校の出身で、2番に出場した馬琳や、現在は国家男子チームのコーチである劉国正と同門だ。運動能力が高く、俊敏な動きからフォア強打を連発、準決勝・韓国戦ではトップで柳承敏を沈めたが、王励勤には通用せず。王励勤の完璧なバックブロックの前に、どうしても強引な攻撃に出るを得ず、それがまたブロックにつかまる展開。
 譚瑞午は下回転サービスでたびたびサービスエースを奪い、パワードライブを必死でブロックしたが、王励勤には油断はなかった。第3ゲーム、譚瑞午が4-10から8-10まで追いすがったが、決死のフォアフリックがオーバーミスして勝負あり。

2番:馬琳vs.プリモラッツ
 第1ゲーム、プリモラッツは積極的なフォア攻撃で馬琳のフォアサイドを打ち抜くなど、往年の切れのあるプレーが復活。馬琳から11-8で第1ゲームを奪う。しかし、第2ゲーム3-5から馬琳が8本連取すると、それからは終始馬琳のペース。プリモラッツは中陣に下げられる展開が目立ち、善戦むなしく敗退。

ダブルス:王皓/馬琳vs.譚瑞午/ガチーナ
 サービス、レシーブで完全に若手のガチーナが翻弄されたこの試合。ソフトなレシーブは痛打され、大きくなったサービスは一発で打ち抜かれる。王皓の横回転の変化の激しいフリックは驚異で、第1ゲーム7-0、第2ゲーム5-0と一気にリードを広げ、盛り上がりを欠く展開に。第3ゲームも10-6から譚瑞午のバックハンドがネットミスして、あっけなく終戦。クロアチア、決勝進出は大健闘だったが、中国に一矢を報いることはできなかった。