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北京五輪

トップで福原はサウスポーのション・イェンフェイと対戦。1ゲーム目を落としたことで福原の歯車は狂った。0-1から1-1、1-2、2-2とゲームを先行されては、福原が追いつくという展開。最終ゲームは0-3と出足でリードされてたまらずタイムアウト。3-4になったところで相手がタイムアウト。ここから一気に7本連取され、3-11で敗れた。相手を揺さぶりたい福原だったが、逆に揺さぶられる場面が多くあった。

 2番で平野は朱芳と対戦。元中国代表の強敵に対して、平野は1ゲーム目から積極的に攻めていく。1ゲーム目を11-8で取ると、2ゲーム目は13-11で連取。3ゲーム目は落としたものの、4ゲーム目は一気に11-4で勝利をもぎ取った。競り合いの中でのミスのなさ、積極性が光っていた。平野は窮地に立った日本を救った。

 3番のダブルスは出足からスペインを圧倒する。福岡の変化と平野の攻撃のコンビネーションも素晴らしい。圧勝のゲームだった。
 4番は福岡とション。1,2ゲームを競り合いの末に連取した福岡だったが、3,4ゲーム目は福岡のツブ高とサービスに慣れてきたションが連取して、最終ゲームへ。一進一退の展開で、5-4、8-4,8-6、9-6。緊迫した場面で福岡のツブ高の変化が効く。9-7、9-8で追い上げられる。スマッシュがはずれ9-9と追いつかれる。またもや強打をミスして、9-10でマッチポイント、ここでスマッシュがネットインで入り10-10に追いつく。ツブ高プッシュが効いて11-10でマッチポイントを奪うが、しのがれ11―11とジュース。レシーブミスで11-12、ラリーで取り返し12-12、胸が詰まるような展開。13-13から強打が決まり14-13。強打を空振りして14-14。スマッシュが決まり15-14、相手がしのぎ15-15。どこまで続くのか。レシーブミスで15-16。最後はスマッシュがオーバーミスして15-17で惜しくも敗れた。
 
 ラストまでもつれた日本対スペイン。ラストは福原対ドボラク。1ゲーム目を福原は11-4で先取。2ゲーム目も福原は格下の相手に隙を見せずに11-6で連取。勝利まであと1ゲーム。ところが一気にいくかと思われた3ゲームはドボラクが取り返し、ゲームカウント2-1。4ゲーム目0-4と離されたが5-6と追い上げたところで相手のタイムアウト6-8、6-9。6-10、7-10、7-11と取られ、最終ゲームへ。相手は福原のスピードとバックハンドに慣れてきた。バック対バックで苦しい展開になっている。
 第5ゲームは2-0、3-0、4-2、5-2。福原は積極的に攻めていく。5-3、6-3、7-3、7-5、8-7でタイムアウト。最後は3連取で11-7で薄氷を踏むような勝利を挙げた。福原は最後開き直ったような攻めをみせた。これでグループリーグ1位を賭けた戦いを今日の夜に韓国と行う。

 日本 3-2 スペイン
 福原 -7、6、-3、8、-3 ション・イェンフェイ○
○平野 8、11、-8、4 朱芳
○福岡/平野 5、1、4 ドボラク/朱芳
 福岡 10、7、-7、-9、-15 ション・イェンフェイ○
○福原 6、6、-6、-7、7 ドボラク