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速報・現地リポート

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第6回世界ジュニア選手権大会

外務省所轄のJICAから海外シニアボランティアとして南米のチリで卓球を指導している大岡多津子さんがチリのコーチとしてスペインに来ている。1月から大岡さんはチリのサンチアゴで活動している。大岡さんは長く夫妻で宮城の秀光中高等学校の卓球部のコーチをしていた。
「元もと外国に興味があった。最初はスペイン語に苦労しました。ただ卓球だと手取り足取り、体とかでも説明できる。練習がうまく行かないとき、チリの底冷えのする冬の時には日本に帰りたいと思うときがあるけど、そういうときはテレビの日本語放送のテレビの音量を上げ、バスタブに入りながら聞いてストレス解消しています。チリの子どもたちでも教えれば教えるほど技術を吸収していき、一生懸命。明るい民族性だけど、自己主張も強い。練習も夕方5時まで言ってもみんな理由をつけて4時くらいで帰って行く子がいるのは驚いた。
仙台育英の子どもたちは教える方が楽ですね。ある程度のレベルの子が入ってきますから。チリでは自由に生きてきた子が来るから、こちらの言っていることが理解できるか不安だった」。
「チリでは生活がシンプルなんです。そのシンプルさが心地よいです」と語る大岡さん。今回の世界ジュニアの女子団体の初戦が日本戦だった。「戦意が高まらないし、主人のチームとやるのだけは嫌だったのに、まさか初戦で当たるとか・・」と苦笑いする大岡さん。
 地球の反対側で、卓球を通して交流を深める人がいる。