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全日本選手権大会

 ジュニア女子1回戦に登場した平野美宇(平野卓研)。小学2年生でのジュニア出場は見事と言うほかないが、シングルス1回戦でもゲームオール14-12という大激戦の末に高校生に勝利。記念すべき全日本初勝利を挙げた。
 第1ゲームから積極的に攻めた美宇ちゃん。もちろん緊張もある。ベンチでドリンクを持つ手が震える。相手の矢走(利府高)の緊張感はそれ以上か。出足は美宇ちゃんの巻き込むような逆横回転系のフォアサービスが効き、美宇ちゃん2ゲーム先取。第3ゲームも11-10とストレート勝ち目前だった。
 しかし、全日本の魔物は、小学2年生の少女にも容赦なく襲いかかる。勝利を意識したのか、このゲームを逆転で落とすと、少しずつ固さの取れてきた相手が第4ゲームを連取し、第5ゲームも5-1でリード。ここで美宇ちゃんのベンチに入ったお母さんの真理子さんがタイムアウト。少しずつ攻めの手数が増え、10-10のデュースに。敗色濃厚な形成から、決死のフォアスマッシュをたたき込む。最後は相手の強打にも連続でミスが出て、14-12で激戦を制した。
 対戦相手の矢走は試合後「相手のサービスが最初全然わからなかった。高校生ぐらい強いと思います」とコメント。美宇ちゃん、どこまで勝ち上がれるか?

●ジュニア女子1回戦
平野(平野卓研) 3-2 矢走(利府高)