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速報・現地リポート

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全日本選手権大会

 男女シングルス3~4回戦、男女ダブルス5回戦、そして混合ダブルスとジュニア男女が一気に決勝まで行われる大会第4日目。東京はこの冬でも一番という冷え込みになっている。青々と剃り上げた坊主頭のジュニア選手たち、見るからに寒そうだ。今日のジュニア男子は、決勝まで進むと5試合を戦う強行軍になる。

 スーパーシード勢が登場する男女シングルスをはじめ、今日の見どころは数々あるが、卓球王国取材班が選ぶのはズバリこの3試合だ。

1. 男子シングルス3回戦[斎藤清(埼玉工業大職員) vs. 北村祐馬(愛工大名電高)]
 斎藤清、ついに全日本100勝に王手をかけた。今大会の斎藤は往年の動きのキレはないものの、良く動き、良く打っている。昨日の2回戦で「怖くて出せなくなった」というバックサービスの切れ味が復活すれば勝利も見えてくる。男子での全日本100勝は初の快挙だ。

2. ジュニア女子5回戦[石川佳純(ミキハウスJSC) vs. 前田美優(高瀬クラブ)]
 ジュニア2連覇中の石川の優勢は動かないが、昨日の一般2回戦で全日学選抜準優勝の阿部(淑徳大)を破った前田のポテンシャルは驚異。何が起こるかわからないジュニア女子屈指の好カードだ。

3. 男子シングルス4回戦[松下浩二(グランプリ大阪) vs. 田中雄仁(東京アート)と西東輝(遊学館高)戦の勝者]
 ついに最後の全日本、今大会限りでの引退を表明している松下浩二。華麗なカットプレからの反撃、鮮やかな弧線を描くカーブロングが見られなくなるのは、卓球ファンにとっては残念なところ。ぜひ有終の美を飾ってほしい!

 男女シングルスでの五輪代表組の登場、水谷/福原ペアが勝ち残っている混合ダブルス準決勝など見どころ盛りだくさんの大会第4日目。速報班もますますギアを切り替えて頑張ります!