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全日本選手権大会

 女子シングルス準々決勝。福原愛が石川佳純をストレートで下した。
 福原は打球点の早いバックハンドでサウスポー石川のバックを連続して突き、石川のミスを誘う。以前は弾き打つ強打でのミスが目立った福原のバックハンドだが、やや回転をかけるようなスイングになり、安定性が増している。フォアドライブも一発の強打はほとんどなく、連続して打ち続けることでラリー戦を制した。
 石川は序盤、得意の3球目強打で打ち抜くシーンも見られたが、中盤からは福原のBフリックで両コーナーを突かれ、3球目攻撃が影を潜めた。福原に心理的に押されている感があった。第4ゲームも9-9から石川の3球目攻撃がネット、続けてオーバーでゲームセット。福原が初のベスト4入りを決めた。

●女子シングルス準々決勝
福原(ANA) 9、9、7、9 石川(ミキハウスJSC)

★石川佳純、試合後のコメント
「すごく緊張していました。悔しいですけど、勝てる感じじゃなかった。バックのボールがナックルで、うまく返せなかった。ただ返すだけになってしまった。
 第1ゲームで私がリードしても福原さんは焦っていなかったけど、私は焦ってしまった。私のほうが挑戦者で、福原さんのほうがプレッシャーもあったと思うけど、厳しいコースを突かれて、まだまだ差があると感じた」