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全日本選手権大会

●女子シングルス準決勝
王(日立化成) 6、8、9、9 福原(ANA)
平野(ミキハウス) 4、4、5、4 森薗(青森山田高)

 福原は王の変化カットに対し、バック強打での早い仕掛けとフォアスマッシュで善戦したが、やはりミスが多く出た。2ゲームを落として迎えた第3ゲーム、フォアドライブの連打に、王輝のスマッシュを後陣に下がって返すなど好プレーを連発、内容的には完全に押しているように見えたが、終わって見れば11-9で王輝。ツッツキやカット打ちのミスでポイントを稼がれてしまう。最終ゲームも2-9と大きくリードされてから8-9まで追いすがったが、やはり王輝の壁は厚かった。
 97・99年世界選手権ベスト16、00年世界団体優勝メンバーの実績を持つ王輝。なんと決勝まで1ゲームも落とさずに勝ち上がってきた。全日本に突然現れた異次元のカットマンだ。

 準決勝のもうひと試合、平野と森薗の一戦は、平野早矢香が完勝。バック対バックで完全に平野が優位に立ち、森薗が押されてボールが高くなったところを平野に攻め込まれた。高校1年生の森薗、ベスト4という勲章と同時に、代表クラスとのレベルの差を実感した大会になった。