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速報・現地リポート

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世界選手権横浜大会(個人戦)

●男子シングルス2回戦
オフチャロフ(ドイツ) -7、7、7、9、-10、8 丹羽

 ここまで予選グループから5試合を勝ち抜いてきた丹羽、持てる力を出し尽くして戦ったが、連戦の疲れが出た部分もあり、オフチャロフに惜敗。天才少年の大健闘に、観客からは大きな拍手が送られた。

■高島の眼
「丹羽のような小さい選手は、大きい選手とやる時、短いコースでストレートへ先に攻めて、次を狙う展開が有利になる。その展開でポイントを重ね、時々フォアへ強打を決めていた。最後はオフチャロフに切れたツッツキを送られ、そのボールに対してのドライブにミスが出た。打ち疲れた部分もあるのだろう。
 丹羽の良いところはコース取りのうまさ。長短をうまく使い分けて、クロスへ打つボールはほとんどサイドを切る。相手の球質をキャッチして、早い打球点でコースを攻めることができる。水谷とはまた違った前陣タイプだが、将来が非常に楽しみな選手だ。今大会は、これだけやれたら十分。このような大きい大会に出れば、世界の卓球を肌で感じることができる。彼にとって大きな財産になっただろう。ここで足踏みせず、一気に伸びていってほしい逸材だ」