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速報・現地リポート

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世界選手権横浜大会(個人戦)

●女子シングルス4回戦
石川 9、ー9、2、8、ー9、9 ユ・モンユ(シンガポール)

 大会中も成長を続ける天才少女が、底知れぬ可能性を見せつけ、初出場でベスト8進出を決めた!
 大会序盤はやや緊張感が見えた石川だが、この試合では多彩なボールさばきを見せた。速攻が時に一本調子になるイメージもあったが、ゆるいシュート系の軽打や、レシーブでストップの構えから一転してバックフリックで得点するなど、ユ・モンユの強打を巧みに封じた。第2ゲームは7-1のリードから逆転されたものの、終始高い集中力をキープした。
 ゲームカウント3-2とリードした第6ゲームは、一進一退のシーソーゲーム。会場の緊張は次第に増していったが、一番リラックスしていたのは、実は石川本人だったのではないか。9-9という手に汗握る場面で、アップ系のハイトスサービスでユがオーバーミス、そしてマッチポイントでは下回転系サービスでユがネットミス。歓喜に包まれた場内からは、ウェーブも起こった!

★石川佳純、試合後のコメント
石川「日本は私のホームなので、みなさんの応援が本当に私の力になったと思います。
 うれしいという気持ちと信じられないという気持ちが半分半分です。勝因は、勢いに乗れたことと、応援が力になっていつも入らないボールが何本の入ったことです。相手はレシーブがあまり得意じゃないと思ったので、サービスの変化を大きくして、それが相手も嫌だったんじゃないかと思います。緊張している場面なので、いきなり違う回転のサービスが来たら戸惑うと思ったので、リードしている場面でもサービスに変化をつけようとしました。
 世界選手権のシングルスに出場できるだけでもうれしかったし、選んでくれて、良い成績を残せたことがうれしい。
(明日は張怡寧戦ですが?)張怡寧は私の好きな選手で、その選手と世界選手権という舞台でできることがうれしいです」