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世界選手権横浜大会(個人戦)

●男子ダブルス準々決勝
岸川/水谷 ー9、2、4、ー4、5、11 ガオ・ニン/ヤン・ツー(シンガポール)

 日本男子、個人戦で12年ぶりのメダル獲得は、あまりにもドラマチックな幕切れだった。
 一進一退の攻防となった第6ゲーム。岸川/水谷は水谷のプレーがやや弱気になり、シンガポールペアとの1、2点の差を詰め切れない。そして8-9となった問題の場面。水谷のレシーブがシンガポールペアのエッジをかすめて入ったように見えた。しかし、シンガポールペアはサイドだと主張。審判の判定もサイドとなり、8-10に。天井に設置されたビジョンには何度もそのシーンが映し出され、会場からは「入ってるぞ!」という声が飛び、判定の訂正をうながす手拍子が鳴り響いた。結局、判定は覆らず。

 しかし、ここで奮起した岸川/水谷。岸川が相手ボールのネットインを見事に返球し、場内騒然。そして岸川の3球目フォアドライブで10-10に。場内は日本選手団からわき起こった「ニッポン!ニッポン!」の大合唱。そして12-11の2回目のマッチポイントで、岸川が相手のバックフリックをやっとバックハンドで返球。これがエッジに当たって跳ね、シンガポールペアは返球できず。岸川/水谷は抱き合い、場内は歓声と拍手が弾けた!
 岸川/水谷、明日の準決勝の対戦ペアは馬龍/許シン(中国)だ!