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世界選手権横浜大会(個人戦)

●混合ダブルス決勝
李平/曹臻(中国) 11-6, 4-11, 11-7, 9-11, 13-11, 11-7 張継科/木子(中国)

 混合ダブルスの決勝は李平/曹臻と張継科/木子の中国対決になった。
序盤は李平/曹臻ペアが台を大きく使うドライブ戦で優位に立ち、第1ゲームを取る。2ゲーム目からは台上で先手を取る張継科がかき回し、取り返す。お互いに取っては取られのクロスゲームのまま進み、先に王手をかけたのは李平/曹臻ペア。このゲームで曹臻が何本もスーパーブロックを決め、突き放すと、最後は李平がレシーブでチキータを決めゲームセット。「仮想・ヨーロッパ選手」である李平の強みが出たか。優勝が決まった瞬間、李平は喜びを爆発させ、渾身のガッツポーズ。曹臻と抱き合い優勝を噛みしめた。

 李平と曹臻が初の世界タイトル獲得を決め、感激の涙を流すひとりの男が会場にはいた。中国の卓球雑誌「ピンパン世界」の編集者である宋斐さん。中国チームに帯同して取材することの多い彼は、曹臻のことを実の妹のようにかわいがってきたのだとか。世界ランキングのトップ20に入る実力がありながら、今までタイトルに恵まれなかった曹臻。注目度の低い混合ダブルスだが、世界タイトルはやはり重い。