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世界選手権横浜大会(個人戦)

吉田戦 高島の目
 1ゲーム目は王のバックドライブが吉田のフォアミドルに入り、状態が詰まって振り切れず、先手を取られた。おしいところまで行ったが、後半王にペースをつかまれた。
 2ゲーム目は後半5本連取されたが、余裕をもってラリーを引かれて、吉田が無理打ちしてミスした。
 3ゲーム目は吉田のレシーブがよくなり、ネットプレーで少しペースを取り戻し、ネットプレーとドライブのコンビネーションが良くなった。吉田のペースのゲームになった。
 4ゲーム目は王がサービスを変えてきた。王のサービスは横回転系が多いが、下とナックルをうまく混ぜられ、吉田がレシーブを乱された。それに対し、王が速攻をしかけ、一気にリードされた。逆に吉田はサービスで有利にたとうと無理をしたが、王はレシーブをきっちりと入れてきた。吉田は3ゲーム目のように無理せず軽く入れていけば良かったが、強くレシーブをしようとしてミスが出てしまった。
 5ゲーム目は前半4-4となったが、王のフォアとバックのドライブがストレートに決まりだし、吉田の足が止まってしまった。こうなると完全に王ペースで、7本連取されてしまった。
 吉田の戦い方は前半はラリー戦に持ち込めて良かったが、後半は王の両ハンドがクロスとストレートに厳しく決まりだしたため、防戦一方となった。レシーブで崩され、特にバックドライブの的確なコースで崩され、最後はフォアドライブで決められた。王は自分のペースが乱されずにいけるという確信があったようだ。終始冷静にプレーしていた。