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速報・現地リポート

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世界選手権横浜大会(個人戦)

★岸川聖也
「中国選手とやった時には1ゲーム目は絶対取りたいという思いがいつもあって、2ゲーム目を7-3でリードしていたのに、逆転で取られてしまった。こちらは焦ってしまったし、相手には余裕をもたれたので厳しかった。2ゲーム目の出足で、台上のボールを強気でフリックして何本かリードしたけど、そこからはこちらも強気でいけなかったし、相手もそうさせてくれなかったのが敗因。
 ぼくたちの得意なラリー戦に持っていけば良い勝負ができると思っていたけど、ラリー戦に行くまでにこっちがあちらのボールを止めれなかったし、ラリー戦になってもボールの質が高くて、威力があってラリー戦でも勝てなかった」

水谷「今日の試合は完敗だった。何をしても相手のほうが一枚、二枚上だった。こちらが良いボールを打っても、相手はさらに良いボールを打ってくるという展開だった。リードした時にサービスを変えたけど、それが裏目に出てしまった。中国選手のサービスは二人とも90%くらいがナックルでシンプル。レシーブミスは少なかったけど、単調になってしまった。
 今の段階では勝機はない。もう一度最初から戦い方を確認したいし、相手の得点パターンを研究したい。馬龍は2年前と比べても急成長しているし、今の中国の中でも一番強いと思っているし、世界チャンピオンになるような選手。ぼく自身、この2年間で成長してきたと思うけど、まだ中国選手には及ばないし、韓国やドイツの選手にも勝ったり負けたりなので、これから20歳になって、スポーツ選手として良い時期なので、これから2年間でもっと強くなりたい」


宮崎義仁・男子監督「前回は馬龍とハオ帥がダブルスを組んで、今回は馬龍と許シンが組んでいて、研究して作戦を考えたが、1,2ゲーム目の出足では戦術的には間違っていなかった。ただ一つひとつの技術が回転やコースが厳しかった。日本の二人は技術的にも精神的にも追い込まれた。
 現段階で中国との差は詰まっていない。このままでは差は縮まらないので、練習を見直さなければいけない。今のままでは難しい」