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世界選手権横浜大会(個人戦)

 ついに世界選手権横浜大会も、残すところあと2試合となった。
 ずっと晴天続きの大会だったが、今日は朝から小雨が混じるあいにくの天気。しかし、それほど強い雨にはならないようなので、決勝戦を観戦するため、ぜひ横浜アリーナに足を運びましょう。アリーナの自由席も当日券で買うことができそう。世界選手権の決勝で、しかも対戦カードは王励勤vs王皓と、張怡寧vs郭躍。10年に1度と言われる国内開催で、このチャンスを逃す手はない!

まず女子シングルス決勝は3時にスタート。世界ランキング1位で北京五輪女王の張怡寧と、世界ランキング2位で前回大会優勝の郭躍。頂上決戦にふさわしいゴールデンカードとなった。
 ふたりのここ5年間の国際大会での対戦成績は、張怡寧の6勝に郭躍の4勝。ほぼ互角と言っていいだろう。しかし、今大会でのプレーの出来から言うと、やはり張怡寧に分がありそうだ。張怡寧のバックブロック、そしてミドル処理はほぼ完璧。郭躍が大振りのフォアハンドで勝負に行くと、意外なワンサイドゲームになる可能性もある。郭躍はライジングのバックハンドで勝機を見出したい。

 続けて男子シングルス決勝は、中国が誇る「二王」、王励勤と王皓の対戦。正直、王励勤が決勝まで勝ち残ったのは意外だった。2連覇中の現チャンピオンに対して失礼かもしれないが、ここ2年間の王励勤の成績というのは、それくらい低迷していた。しかし、準決勝の馬琳戦の後半で見せた王励勤のフォアドライブには、往年の切れ味が戻りつつある。
 最近の対戦成績では王皓が大きくリードしており、王皓はより切れ味を増した裏面ドライブからフォアドライブのコンビネーションで、悲願の世界タイトルへ突き進むだろう。果たして、世界戦決勝での経験の差がどう出てくるか。現状では王皓がわずかに有利か。

 さあ、速報もいよいよラストだ。残った全精力を集中させて、熱戦の模様をお伝えします!