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世界選手権横浜大会(個人戦)

★王皓&王励勤、試合後の記者会見

王皓「初めての世界選手権の優勝なのでとてもうれしく思っています。今まで2回の五輪の決勝で力を出し切れずに負けていたので、北京五輪のあとに良い準備をして、今回優勝できたのはうれしい。
 ただ、中国チームの誰が優勝しても、私が優勝したと同じような幸せな気持ちだったと思う。2回の五輪では挫折を経験しましたが、厳しい練習を積んできました。次の目標は、3回目のロンドン五輪に出て、良い成績を残したい。
 今回は心理状態もしっかり調整することができました。大会前の合宿で怪我をして、そういう状態の中でも、試合直前にどういう状態に持っていけば良いかを学ぶことができた。スピードグルー禁止も、自分には有利に働いた面もあったと思う。大会前のワールドカップでも勝つことができたし、自信を持って大会に臨むことができました。
 自分の考え方と試合の中で思ったことを、友だちやコーチと話し合うことで、心理的な問題を解決することができた。2回の五輪の決勝で自分の力が発揮できなかったことがあるが、今回はそれを克服できた」

王励勤「今回は多くのことを経験して反省することもありました。グルー禁止になって、誰しも苦しんだと思うし、自分もこのような成績を残せるとは思ってなかった。自分では試合後そんなに興奮しているとは思わなかった。中国は活躍したし、王皓が勝って自分もうれしかった。
 ベスト4は中国選手だったが、チームメイト馬琳は松平選手と良い勝負をしています。他のチームとも卓球界が盛り上がるように協力していきたい」

王皓「馬琳が松平と競ったように、自分も日本選手(吉田海偉)と競った試合になった。他の外国選手も弱点を克服してくるだろう。
 ボルの怪我は早く治ってほしい。ボルだけではなく、他の国からも強い選手が出ていますから、彼の欠場で大会のレベルが変わったとは思いません。早くカムバックしてほしい」

王励勤「とても残念だという気持ちはあります。でも自分の力は発揮できたし、五輪前後から調子が良くなかったけれど、大会前の合宿で良い練習ができて調子が上がってきた。中国は常にチームとして価値を重要視しますし、選手の後ろにはたくさんのサポーターがいることを意識しています」