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全中国運動会・速報2009

 男子団体準決勝、3番シングルスで閻安(北京)が金義雄(広東)を下し、北京が1点を返した広東vs北京。4番は会場の注目を一身に集めた大一番、馬琳(広東)vs馬龍(北京)。
 2番で張超に逆転負けを喫した馬龍は、この試合も本来のボールの切れ、対戦相手を呑み込むような破壊力が感じられず、バックハンドにミスが多く出る。馬琳が快音を響かせる台上フリック強打と打球点の早い3球目パワードライブで第1ゲームを11-7で先取。第2ゲームも馬琳はナックル性のフォアドライブや巧みなループドライブの緩急で得点を稼ぐ。このレベルになると、いかに相手の待ちを外すか、リズムを狂わせるかがポイントになる。コースも互いに会心のボールが打てるコースではなく、相手が待っていないコースへ、打ちにくい高さへボールをコントロールしていく。真っ向からラリーを引き合ったら、何十球でもラリーは続くだろう。

 馬琳がゲームカウント2-0とリードした第3ゲームは、双方が前陣カウンターで好プレーを連発。馬龍が10-9と初めてゲームポイントを握るが、馬琳が裏面ドライブの連打で追いつき、12-11とマッチポイント。最後はフォアクロスの打ち合いを馬琳が制し、「どうだ!」と言わんばかりにベンチに向かって人差し指を突き出した。

 男子決勝の対戦カードは広東vs解放軍。試合は明日の日本時間20:30から行われる。

●男子団体準決勝
[広東 3-1 北京]
○馬琳 8、8、7 侯英超
○張超 -8、5、-4、11、10 馬龍
 金義雄 -9、7、-10、-5 閻安○
○馬琳 8、7、12 馬龍