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全中国運動会・速報2009

 女子団体準決勝は、ただいま2番の張怡寧と彭陸洋の試合が進行中。長身の彭陸洋、張怡寧の強打をスーパーブロックで跳ね返し、威力ある連続ドライブで互角のラリー戦を展開しているが、ラリー戦に絶対の自信を持つ張怡寧は崩れない。ゲームカウント2-1で張怡寧がリードを奪っている。

 全中国運動会の団体戦には、選手構成における規程がある。男子団体に出場するチームは、必ず1名ペンホルダーかカット主戦型の選手を入れなければならず、女子団体に出場するチームは、必ず1名ペンホルダーの選手を入れなければならない。中国卓球の伝統である「百花斉放(多彩な戦型を育成する)」を維持するための、戦型保護策とも言える。
 しかし、女子決勝に関しては、出場する6選手全員がシェークハンド。山東の曹臻がバック表ソフトの異質速攻型だが、残る5人はいずれもシェークドライブ型。両チームともジュニアクラスのカットやペンホルダーの選手を、規程を守るために入れているだけだ。中国女子の「プレースタイルの男子化」が指摘されて久しいが、それは同時に戦型がシェークドライブ型へと偏っていく過程でもある。