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全中国運動会・速報2009

 混合ダブルス2回戦、馬龍/郭炎(北京)vs王皓/文佳(解放軍)。優勝候補同士の対戦が早くも実現。文佳は08年の全中国選手権チャンピオン。
 試合は第1ゲームからデュースにもつれる接戦となった。郭炎のボールは王皓でも押し込まれるほどの威力があり、文佳は馬龍の中陣からのパワードライブをいともたやすくブロックしてしまう。第1ゲームは逆転で馬龍/郭炎が取ったが、第2ゲーム以降は王皓/文佳が王皓の台上テクニックと、文佳のサウスポーの利点を活かしたワイドなコース取りで優位に立ち、第2ゲーム9-3、第3ゲーム7-2と中盤でリードを広げて連取。第4ゲームも3-3から8-3と大きくリードし、そのまま勝利を決めた。
 昨日の男子団体で優勝メンバーとなった王皓、男子ダブルスにも張継科とのペアでエントリーしており、前人未到の4冠王の可能性も残している。

 混合ダブルス全体を見ていても、浮いたボールを男子に強打されることがなければ、女子選手といえどもそうそうノータッチでは抜かれない。中国は女性が強く、男性は恐妻家が多いと言われるが、混合ダブルスでもお国事情は変わらないのか…。世界選手権横浜大会では混合ダブルスで主力選手を温存し、若手選手中心のエントリーで臨みながら、ベスト4を独占した中国。ほとんど混合ダブルスの練習はしないそうだが、男子ダブルスに引けを取らないダイナミックなプレーの連続だ。

●混合ダブルス2回戦
王皓/文佳(解放軍) -12、5、7、5 馬龍/郭炎(北京)