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速報・現地リポート

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全中国運動会・速報2009

☆女子シングルス3回戦
劉詩ウェン(広東) 7、10、5、5  曹臻(山東)

 小柄な体格と、ポイントを取るたびに上がる甲高い声。遠目に見るとジュニア選手同士の試合に見えるこの一戦が、世界ランキング4位(劉)と16位(曹)の対決だった。劉詩ウェンが両コーナーへ厳しく攻めるボールに、曹臻はすばらしいサイドワークで追いつき、見応えあるラリー戦を展開した。

 勝負の分かれ目となったのは、バック対バックでの安定感。劉詩ウェンはしっかり回転をかけたライジングのバックドライブで、曹臻とのバックの打ち合いで完全に優位に立った。劉詩ウェンはラリーになると、回転をかけた弧線の高いボールでチャンスメイクもできる。フォアドライブの切れ味、コースの厳しさは完全に国家チームのトップクラスに並んだ。曹臻は得意のバックハンドで優位に立てず。思い切って打った3球目強打にもミスが出た。
 終わって見れば劉詩ウェンの圧勝。前回大会はベスト16止まりだったが、今大会はまったく危なげなく、日本時間午後3時45分スタートの準々決勝へ名乗りを上げた。

下写真左が劉詩ウェン、右が曹臻