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速報・現地リポート

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全中国運動会・速報2009

★男子シングルス準決勝
馬龍(北京) -6、5、9、8、12 王励勤(上海)

 馬龍が王励勤を4-1で破り、初の決勝進出を決めた!
 団体予選リーグでは、ゲームオール18-16という大激戦を演じているふたりだが、ここ2年ほどの対戦成績では馬龍が圧倒。王励勤にとって、馬龍は天敵とも言える存在になっていた。試合を通じて、フォアの打ち合いではやはり馬龍が有利。王励勤は序盤で回り込み、バックストレートへ軽打したボールを馬琳にクロスにカウンターされる。中盤からはバック対バックの展開から、チャンスボールだけ回り込み、バックストレートへ決定打を狙う。レシーブは徹底してミドルへのストップ、馬龍のフォアサイドへ安易にボールを送らないよう、細心の注意を払ったコース取りだった。バック対バックでは王励勤が有利だった。

 しかし、勝負を分けるのはやはりフォアの決定力。馬龍がゲームカウント2-1でリードした第4ゲーム、王励勤が押し気味に進めながら、終盤王励勤のミドルへ連続ドライブを決めた馬龍に対し、王励勤は馬龍のブロックを打ち抜けず、フォアドライブにミスが出て11-8で馬龍。
 第5ゲームは序盤で1-5と王励勤が大きくリード、このリードを保って5-10とゲームポイントを握る。しかし、ここから馬龍に追い上げられ、9-10でタイムアウトを取るもストップをネットミスして10-10に。大いに沸く観衆。11-10で馬龍がマッチポイント、最後の意地を見せて王励勤が12-11とゲームポイント。そして最後は馬龍13-12のマッチポイントで、王励勤のフォアフリックがネットにかかり、勝負が決まった!

 球威では間違いなく今大会ナンバーワンの馬龍。心身ともに充実のプレーで決勝進出。果たして王皓の両面ドライブを攻略できるか?