●女子団体決勝
[ 中国 3-0 日本]
○武楊 5、3、9 森薗
○曹麗思 3、7、10 谷岡
○陳夢 2、5、6 松澤
トップでエースの森薗がカットの武楊と対戦。森薗はフォアで粘るのではなく、ツッツキを多用しながら丁寧に攻めていったが、武楊の変化にミスが出る。3ゲーム目はツッツキをさらに多く使い、前に寄せて叩くことを試みるが、武楊も攻撃を入れ、森薗を崩す。森薗は終盤までリードを奪うが、最後に逆転され、ストレートで敗れた。
2番の谷岡は前回大会で4冠を取った曹麗思と対戦。フォア表ソフトの曹はバックドドライブを織り交ぜ、フォアスマッシュでとどめを刺し、ストレートで谷岡を下した。谷岡にはもう少し攻撃力がほしい。攻撃にミスのない中国選手に対しては、攻撃を混ぜないと勝機は見い出せないようだ。
3番の松澤は両ハンドの速攻で陳夢に挑んだが、いかんせん力の差は歴然としていた。1時間20分で日本の奮闘は終わった。しかし、準決勝の韓国戦での勝利といい、収穫のある団体戦だった。
photo 左からカットマンの武楊、谷岡に勝った前回チャンピオンの曹麗思、そしてトップで完敗した森薗