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第7回世界ジュニア選手権大会

★男女団体 Men’s&Women’s Team

 男女団体には各16チームが出場。日本は女子チームがアジアジュニア選手権でベスト4に入れず、アジアに与えられる団体の出場枠「4」を獲得できなかった。そのため出場が危ぶまれたが、ジュニアチームランキングの推薦出場枠によって出場を決め、事なきを得ている。男女団体とも、4チームで争う予選リーグの2位までが準々決勝に進出できるが、日本の予選リーグ1位通過はまず問題ないだろう。

 男子団体で日本のライバルとなるのは、やはり中国と韓国。中国は前回大会3位の閻安と伸び盛りの方博、韓国はともに前回大会ベスト8の金ミン鉐と鄭栄植。両チームとも2枚看板がいる。日本も世界選手権横浜大会代表の上田と丹羽を2点起用していくオーダーが予想されるだけに、3番シングルスに出場する森本、藤本がきっちり1点を挙げられるかどうかが、勝利のカギを握りそうだ。また、ヨーロッパユース選手権で上位を席巻したフランス、マティアスとクリスチャンのふたりのカールソンがいるスウェーデンといった伝統国をはじめ、ITTFジュニアサーキットファイナル準優勝のO.アサールを擁するエジプトも侮れない。

 女子団体は中国の強さが際立っている。世界ランキング35位と出場選手の中ではずば抜けたランキングを持つカット主戦型の武楊に、前回大会4冠王の曹麗思、未完の大器と言われる陳夢と全く穴のない布陣。「韓国の天才少女」梁夏銀がエースの韓国、ヨーロッパユース団体優勝のルーマニア、チャイニーズタイペイなども手ごわいが、日本にとって中国の存在はやはり脅威。しかし、中国は団体戦での勝利を最も重視するため、選手にプレッシャーがかかり、ペースを乱すことがしばしばある。日本はまずトップで先制点を挙げ、さらに中国へプレッシャーをかけていきたい。これまでの6大会中、2位が4回の日本女子。今大会で悲願の初優勝へ挑む。

Photo左:前回のマドリッド大会では団体で男子3位、女子2位の成績を収めた日本チーム
Photo右:男子団体準決勝、エース松平健太が中国から2点を奪ったが、チームは2-3で惜敗