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全日本選手権大会

●男子シングルス1回戦
斎藤(埼玉工業大職員) 7、12、2 谷本(明徳義塾高)

 男子シングルス1回戦、記念すべき大記録が誕生した。斎藤清(埼玉工業大職員)がシングルス通算101勝をストレート勝ちで達成した!

 斎藤はさすがに往年のフットワークには陰りが見られたものの、ツッツキの変化や電光石火のカウンタースマッシュでそれをカバー。ゲームカウント1-0の第2ゲーム、5-10から挽回され、9-10でサービスミスが出るなど、やや詰めの甘さもあったが、ここで気合いを入れ直し、第3ゲームは8-0の大量リード。9-1から強烈なフォアスマッシュでマッチポイントを奪い、最後は斎藤の飛びついたドライブを谷本がネットミス。今大会一番と思われる報道陣の人垣の中で、キング斎藤は安堵の笑顔を浮かべた。
 対戦相手の谷本も、「斎藤相手にここまでガッツポーズを連発した若手はいないのでは?」と思うほど、気合い十分のプレーで対抗した。軽快なフットワークから放つフォアドライブは切れ味十分だったが、巧みにボールに変化をつけてくる斎藤の術中にはまった。

 どんどんスピードアップする現代卓球。その中で47歳にして新記録を達成した斎藤。この記録はしばらく破られないだろう。おめでとう!