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全日本選手権大会

●混合ダブルス決勝
松平/石川(青森山田高/ミキハウスJSC) -8、6、-13、3、5 藤本/鳥居(滝川第二高/神戸松蔭女子学院大)

 松平/石川ペアが初優勝を飾った。前評判どおりの成績ではあるが、それ以上に藤本/鳥居ペアの健闘が光る内容だった。鳥居が固い両ハンドのブロックと正確なドライブでつなぎ、サウスポーの藤本が思い切りの良いカウンタードライブを連発。ゲームポイントを握られた第3ゲームを逆転で奪った時には「藤本/鳥居ペアが優勝をさらうのか?」という雰囲気が漂った。
 しかし、松平/石川は石川が前について厳しくコースを突き、松平が強打だけでなく、打球点を落としたループドライブなど緩急をつけたプレーで得点を重ね、第4・5ゲームを連取。苦しみながらも優勝を手にした。石川は試合後、「混合も初めて優勝できてうれしい。決勝は競って厳しい試合になったけど、一本一本頑張って戦いました」とコメントを残した。また、シングルスではショックの大きい敗戦を喫した松平は「シングルスとダブルスは負けてしまいましたが、これからもっとタイトルを穫れるように次は頑張ります」とコメント。記者会見ではようやく笑顔も見せた。敗れた藤本/鳥居ペアは「田勢さんのペアまで勝ち上がるのが目標だった。ここまできたら勝ちたかったというのはあるけど、準優勝という結果はうれしい」。持てる力はすべて出し尽くした。

 今日はついに7試合を7連勝で戦い抜いた石川佳純。明日の女子シングルスと女子ダブルスに4冠王の夢をつないだ。