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全日本選手権大会

●女子シングルス準々決勝
平野(ミキハウス) 9、7、2、5 渡辺(日立化成)
藤沼(日立化成) 9、6、3、2 田勢(十六銀行)

 全日本チャンプ平野が渡辺にストレート勝ち。互いに両ハンドで切り替えながら長いラリーが続き、第1ゲーム序盤では渡辺がリードを奪う場面もあったが、平野の両ハンドには全くミスが出ず、一方の渡辺は我慢できずにミスを連発。「途中で自分が何をやっているのかわからなくなった。頭の中が真っ白になって…。ここまで来たら、もうちょっと良い試合をしたかった」(渡辺)。まるでアリ地獄に引き込むかのような、平野の戦いぶりだった。

 藤沼は得意のハイトスサービスを効かせて、田勢に完勝。一発の威力では互角だったが、サービス・レシーブの差が大きく明暗を分けた。田勢はこの試合を最後に現役を引退。「もう少し自分らしい試合がしたかった。残念です。でも日本のエースの福原のところまで勝ち上がるのが目標で、それは達成できた。今後に関しては、まず会社の仕事をしっかりやって、一般社会の荒波にもまれていきたいと思います」と試合後の会見で語った。明日1月17日が誕生日の田勢、第二の人生にエールを送りたい。