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全日本選手権大会

●男子シングルス5回戦
岸川(スヴェンソン) -8、10、-5、-7、6、3、10 吉村(野田学園高)

 ランク決定戦で岸川が大苦戦。茨城・東海クラブ出身の16歳、右シェークドライブ型の吉村真晴(野田学園高)が優勝候補を追いつめた。
 高校生相手というプレッシャーもあったのか、岸川は持ち味である回転量の多い両ハンドドライブが不発で、守りに入る場面が多くなる。一方の吉村は怖いものなしの勢いで、威力ある両ハンドドライブで岸川を押しまくった。吉村がゲームカウント3-1とリードしたところで「ちょっと勝ちを意識してしまった(吉村)」という吉村の動きがやや硬くなり、試合はゲームオールに。
 最終ゲームも一進一退の攻防。岸川10-9のマッチポイントで、フォアドライブの引き合いから吉村がシュートドライブで岸川のバックを打ち抜き、10-10。しかし、最後は岸川がバックドライブを決めて、冷や汗ものの接戦を制した。試合後「岸川さんは競った場面でも堂々として、プレーが安定していた。岸川さんと試合をするのが目標だったので、ランク決定戦という舞台で試合をさせてもらって、良い試合ができて良かったです」と初々しく語った。