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全日本選手権大会

●男子シングルス準々決勝
水谷(明治大) 6、3、10、3 韓(東京アート)

 観ていてため息が出るような水谷の強さだった。
 序盤からサービスが非常によく効き、試合を思いどおりにコントロールした水谷。浮いたレシーブには逆モーションを交えた3球目ドライブ、レシーブではストップからのパワーフリック。韓陽がミドルに打ち込んだボールも平気でブロックし、中陣でしのいでから大きく曲がるカーブロングで韓陽のミスを誘う。パワードライブとループドライブの使い分けも絶妙で、強打を警戒した韓陽はループドライブに対してオーバーミスを重ねた。
 第4ゲームはまさに「水谷オンステージ」とでも言いたくなるような、完璧なプレー。水谷4-0韓陽で韓陽がタイムアウトを取るも流れは変わらず5-2、7-3、10-3で水谷がマッチポイント。韓陽も最後の一本は諦め顔でロビングを上げていた。テクニシャン韓陽をテクニックで完封した水谷、やはり優勝はこの男なのか??