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世界卓球 モスクワから愛をこめて速報

この人は本当にすごい。

オリンピックのときもシンガポールのティエナにラストで勝つし、とにかくラストで負けたのをほとんど見たことがない。相手が誰でも実力がどうでも、そんなことは関係なく、とにかくラストで平野が出れば必ず勝つのだ。彼女を野武士だと評した人がいたが(俺だ)、彼女は野武士ではなく修行僧だ。

卓球は心理的なものが大きい競技だから、そういうことが十分あるのだ。あんなに小さいボールを軽いラケットで打つんだから、ちょっと手元が狂ったら入らない。平野は初日の緒戦でトップで出たとき、緊張でサービスのときに指が震えたと言っていたが、そういうことがプレーに影響が出るのが卓球なのだ(ちなみに私も今、興奮してタイプしながら指が震える)。

それにしてもどうして日本女子の団体戦はこんなにおもしろいのだろう。とにかく競る。面白いように競って目が離せない。なんどもいよいよ負けると思わせる。だがしかし最後にはならず勝つ。勝ったからこんなことが書けて楽しい。