◎松下浩二の眼
「日本女子はチームとして、誰かが調子が悪くても誰かがそれを補うということで、チームの雰囲気は非常によい。福原、平野も勝たなくてはいけない時にしっかり勝っている。
こういう世界選手権や団体戦では世界ランキングの下か上かというのは関係ない。まさにタイペイ戦はそういう試合だった。ラストは平野でなかったら負けていたかもしれない。経験を積み重ねている選手なので、マッチポイントを取られても作戦を考えていた。タイペイはすごく良い卓球、パワフルな卓球で、戦術的には単純だけど、それがはまった時の打ち合いでは強い。
今日の勝利は大きい。明日のルーマニア戦は実力的にはタイペイと同じくらいだ。3-2で、最後はジュースでも良いから、今日のような粘り強い試合をしてほしい」。