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速報・現地リポート

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世界選手権モスクワ大会(団体戦)

 日本女子 3-0 ルーマニア
○平野 6、7、10 ドデアン
○福原 14、5、6 サマラ
○石川 10、3、3 スッチ

 予選グループ最大の難関と思われたルーマニア戦を、なんと日本女子は3試合ともストレート勝ちの3-0で、いとも簡単に乗り越えてみせた。昨日のタイペイ戦で死地を脱したことで、選手たちのプレーは昨日よりもはるかに落ち着いている。選手たちを縛っていた重い鎖がほどけたような感じだ。

 トップ平野とドデアンの一戦は、平野らしい両ハンドの粘り強さが存分に出た試合。中陣から強烈な両ハンドドライブで盛り返されることもあったが、平野は決してペースを崩さず、相手より一本でも多く返すプレーでドデアンを降参させた。2番福原は、1ゲーム目にゲームポイントを握られたものの、2ゲーム目以降はバック表ソフトのナックル性のボールを巧みに使って、サマラのプレーを崩した。フォアのスイングも思い切りが良くなり、威力あるスマッシュが随所で決まった。
 3番石川は、世界ジュニア選手権ベスト8のスッチに対し、レシーブでも3球目でも吹っ切れたような強打の連続。1ゲーム目はややミスが多かったが、2ゲーム目からは圧倒的な攻撃力でスッチを下した。日本女子、これで決勝トーナメント進出は決定。明日のスロバキア戦をきっちり勝ち切れば、準々決勝へ駒を進めることができる。

下写真はトップでドデアンを破った平野(左)と、3番で石川に敗れたスッチ(右)