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世界選手権モスクワ大会(団体戦)

 5時間の死闘を終えて村上恭和監督のコメント
「カットマンとの4試合はこうなると思っていました。とにかく粘れと。打ち急ぐなと。促進ルールも計算済みでした。北京五輪終わったあと、韓国に勝てないとメダルは獲れないということで、カット対策ということで、プロツアーにもカットマンを帯同させ、専属のカットマンをつけてきました。その練習効果は出ていますね。
 石川は唐にバックへ長いサービスを使っている時が勝っているのに、1,2ゲーム目で全然出さなかった。それを使って流れが変わったし、それを実行できるのは石川のすごいところ。福原は金より朴のほうが勝ちやすい。金戦は早く負けるな、平野とやるまで疲れさせろという作戦もあった。
 福原は、タイペイ戦の鄭に負けたのが一番悪い福原で、そのあとは世界のトップに勝つ福原に変わった。
 今までは、中国は当たって砕けろだったけど、追い詰めるよ、という気持ちです」

 ラストで朴美英に勝った福原愛。涙はなく終始笑顔だった。
「最後、10-4の時は相手のミスではなくて自分で決めようと思っていたので、すごいうれしかった。ラストは2人が回してくれたので無駄にしたくなかった。2番の金戦は経験の差かなと思いました。あそこで私がしっかり勝っていれば3-0で勝ったのにと思った。 
 バックハンドが良かった? フォアハンドばかり練習していたのに(笑)。(ラストの)2ゲーム目、5-1で勝っていて負けたので、ガックリ来ていたけど、みんが後ろについているし、たくさんの方々が応援しているのであきらめちゃいけないと思いました。5時間ですか? すごい!お腹がすいてきていた(笑)。
 北京五輪で2回も負けて、メダル決定戦での韓国の(勝利の)キャーッという声が耳から離れなくて、試合前も思い出して、絶対に勝つという気持ちがあった。最後まで勝てると信じていた。今日は誰一人欠けても勝てなかった。
 ずっと中国とやりたいと思っていた。満足しないで、大舞台で中国とやれるのはうれしい」