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速報・現地リポート

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世界選手権モスクワ大会(団体戦)

◎5月30日のタイムスケジュール

★13:00(日本時間18:00) 女子決勝[中国 vs. シンガポール]

・大会最終日は女子決勝からスタート。93年イエテボリ大会から優勝を続けている中国が、史上初の9連覇に挑む。なんと中国女子は初優勝した1965年のリュブリアナ大会以降、欠場した67・69年大会を除いて、必ず決勝に進出しているのだ。まさにあきれるほどの強さだが、今大会も張怡寧と王楠が抜けた穴を、世界ランキング1位の劉詩ウェンと4位の丁寧が埋めるという豪華すぎる布陣。シンガポールはエース馮天薇が孤軍奮闘するだろうが、中国の9連覇の可能性は限りなく100%に近い。中国にわずかなスキがあるとすれば、故障で出場機会の少ない郭躍以外は決勝の出場経験がないこと。昨日の丁寧、劉詩ウェンのプレーもベストとは言いがたく、やはりプレッシャーはあるはず。前半で馮天薇が1点取れれば、シンガポールにも一縷(いちる)の望みが出てくる。

16:00(日本時間21:00) 男子決勝[中国 vs. ドイツ]

・大会のラストを飾るにふさわしいビッグマッチ、アジアとヨーロッパの盟主の頂上対決が実現。ドイツはエースのティモ・ボルが昨日、自ら「エクスプロージョン(爆発)」というほど好調なプレーを見せた。女子のシンガポール同様、このボルが前半で1点を挙げれば、試合は俄然面白くなってくる。前回ドイツが決勝に進出した04年ドーハ大会では、トップでボルが7-11、11-13、2-11で王皓に完敗。ドイツが0-3で敗れているが、昨日のボルの当たりが今日も続けば、熱戦が期待できそうだ。中国のオーダーは馬龍の2点起用は確実だが、もうひとりの2点起用は誰か。意外なオーダーを組んでくるかもしれない。

 長かった大会ももう8日目、モスクワに到着してから10日が過ぎている。最後をキッチリ締めたいと思います!

Photo:自称ルーマニア親善大使の高橋発行人が、とっても気に入ってしまったルーマニア女子チームのスッチ。昨日は伊藤ジョータ氏も、コートサイドでねっとりとした視線を送った。