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速報・現地リポート

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世界選手権モスクワ大会(団体戦)

 好試合が期待された予選グループBの韓国vsチャイニーズタイペイは、各試合とも競り合いながらも韓国がストレート勝ち。

 敗れたとはいえ、タイペイの健闘も光った。トップでカット打ちを苦手としていて、昨年の横浜大会でもイオニス(ギリシャ)に敗れた荘智淵が、朱世赫に対し我慢のカット打ち。全身を使って粘り強くループドライブを打ち続け、朱世赫の攻撃にもすばやい反応でブロックしたが、結局ゲームオール9点で惜敗した。
 2番に出場した08年世界ジュニアチャンピオンの陳建安も、世界ランキングでははるかに格上の呉尚垠をゲームオールまで追いつめた。日本の丹羽孝希を彷彿とさせるプレーで、ボールタッチの柔らかさは丹羽に及ばないが、スイングスピードが速く、ボールにキレがある。タイペイは若手が多く出てきながら、荘智淵の後にトップクラスまで行く選手がいないので、順調に育ってほしい選手。