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世界選手権モスクワ大会(団体戦)

〈日本女子 vs. ベラルーシ〉
1番 平野 9、5、6 Vi.パブロビッチ
2番 福原 9、-10、-9、4、9 Ve.パブロビッチ
3番 藤井 4、5、4 ドゥブコワ 

 日本女子は3番に石川佳純ではなく、藤井寛子を配した。プレッシャーのかかる第1試合、まずは安定感ある試合運びに定評のある藤井でガッチリ3番を押さえる作戦か。

 日本はトップ平野がカットのパブロビッチに対して盤石のプレー。徹底的に対策を積んだカット打ちは凡ミスが全く出ず、パブロビッチは攻撃でしか得点できない展開になった。特に平野が長身のパブロビッチの足下に落とす短いループドライブが効果的だった。

 2番はエース福原が登場。長身をかがめて放つバックドライブが強烈なVe.パブロビッチに対し、両ハンドでしっかりブロックし、落ち着いてラリーを展開。第1ゲームを先取し、第2ゲームは逆モーションの流しフリックに打球点の早いカウンターシュートドライブなど完璧なプレーで10-3とゲームポイント。福原、このまま一気に勝利かと思われたが、ここからなんとパブロビッチが7点連取で追いつき、そのまま大逆転。第3ゲームも8-5のリードから逆転され、苦しいムードになった福原だったが、とにかく我慢のプレー。最終ゲームも10-7から10-9に迫られながら、最後はフェイクモーションを加えたフォアサービスでパブロビッチのレシーブミスを誘い、薄氷を踏む勝利を挙げた。

  3番で出場した藤井は、カット主戦型のドゥブコワを全く苦にせず。安定感バツグンのカット打ちで、ドゥブコワにほとんどリードを許さず、完勝。頼れる主将の貫禄で、村上監督の起用に完璧な回答を示した。