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世界ジュニア選手権大会

〈女子団体決勝〉
   日本対中国
○石川  9、13、-6、-7、3 朱雨玲
 森薗  -6、5、-8、-14 顧玉ティン○

 石川は出足から落ち着いている。無理に強打で攻め続けるでもなく、要所での強攻と、うまいブロックで相手のミスを誘って、2ゲームを連取。サービスもよく効いている。緩急の使い分けがうまく、たまに見せるナックルドライブやボールの力を殺したブロックで次第に相手の朱も焦ってきた。3ゲーム目5-4の石川リードで中国はタイムアウト。そこから石川のリズムが崩れ、6-11と逆転でゲームを落とした。流れが悪くなっていた。4ゲーム目も1-5と離されるが、5-5と追いつく。5-7、6-7、6-8,7-8,7-9,7-10、7-11。朱のミスがなくなり、両ハンドのドライブが決まってきた。勝負は最終ゲームへ。
 5ゲーム目、1-1、2-2、サービスエース3-2,連続サービスエース4-2,ラリーを制し、5-2でチェンジエンド。5-3,連続ドライブが決まり6-3,7-3,ここから一気に攻め、最後はエッジボールのラッキーもつき11-3で石川が先勝した。良いぞ、ニッポン。
 2番は森薗対顧。出足から顧のパワードライブに圧倒され、6本で落とすも、2ゲーム目は森薗も落ち着き、11-5で取り返す。3ゲーム目はシーソーゲーム。5-4、5-5、6-5、6-6。7-6、8-6、森薗の速いドライブが決まる。8-7,顧のパワードライブが森園のバックを襲う8-8,顧のバックハンドがネットインで8-9。中陣からの顧のドライブに森園がブロックミス8-10。森薗打ちミスで8-11、このゲームを取りたかった。
 4ゲーム目、顧は相変わらず強いドライブを打ち込む。0-1,1-1、1-2、顧ネットインで1-3。森薗バックブロックが決まり、2-3、顧のバッククロスのフォアドライブで2-4。顧の回り込みフォアドライブは威力満点。2-5。ここで岸監督がタイムアウト。顧の台上バックハンドで2-6。森薗バックハンドで取り返し3-6,4-6。5-6となったところで中国ベンチがタイムアウト。ここが勝負の分かれ目になる。
 森薗フォアドラが決まり、6-6。6-7かあ森薗攻める7-7。そして7-8、顧の回転のかかったループドライブで7-9,森薗得点8-9。8-10、9-10、10-10と追いつき、壮絶な打ち合い。最後は14-16で顧が勝った。しかし、森薗もユース五輪金メダリストに堂々とした戦いで散った。
*写真は左から、トップで石川と戦った朱、朱に勝った石川、2番の森薗はチームの流れを止めなかった