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全日本選手権大会

●女子シングルス準々決勝
福原(ANA) 4、8、12、7 髙橋(四天王寺高)
藤井(日本生命) 10、9、7、7 平野(ミキハウス)

全日本5回優勝の平野が、藤井に完敗を喫した。
ともに両ハンドのラリー戦を得意とする両者、ミドルでバック対バックの探り合いが続いたが、藤井のほうがバックハンドの打球点が高い。バック対バックを嫌って平野がフォアにボールを回した第2ゲームには、藤井が目の覚めるようなカウンタードライブをフォアクロスへ決め、平野に「釘を刺した」。第1ゲーム10-10からのフォアへのバックフリック、第3ゲーム10-7からの3球目シュートドライブと、安定感の中にも積極的なプレーを貫いた藤井がストレート勝ち。
平野は第4ゲーム中盤に信じられないようなツッツキ打ちの凡ミスも連続。最後は2-10から7-10まで追い上げて意地を見せたが、これが精一杯という試合内容。ペースをつかめないまま敗れた。

福原は髙橋にストレート勝ち。左シェークドライブの髙橋はフォアドライブ連打の好プレーを見せたが、下回転とナックルの変化がわかりづらいサービスと、ナックル性のバックハンドで福原がポイントを重ね、貫禄の勝利。これで4試合連続ストレート勝ちの福原、今大会の戦い方には一本芯の通ったものを感じる。