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全日本選手権大会

●女子シングルス準決勝
藤井(日本生命) -6、5、5、4、6 藤沼(日立化成)
石川(ミキハウスJSC) 7、-10、3、4、9 福原(ANA)

福原の全日本タイトルへの挑戦は、頂点まであとふたつというところで叶わず。
第3ゲームからの石川の当りはすばらしく、福原のフォア強打も台からやや距離をとってブロックし、水平に振り抜くフォア強打を叩き込んだ。福原は第5ゲーム、大きくリードされてから開き直ったようなフォアドライブ攻撃で9-9まで追いついたが、最後は石川10-9のマッチポイントで、福原の3球目強打がネットに刺さった。石川のバックに強打を集め、勝負を挑んだが、以前はやや安定性を欠いた石川のバックハンドに、この試合はミスが出なかった。
試合後の石川に勝利の笑顔はなし。日本代表チームでは石川のお姉さん的存在である福原。叩き込む強打に一切の斟酌はなかったが、試合後の心境は複雑だったのか。それとも続く決勝を見据えているのか。

藤井はこれで3度目の決勝進出。最近の対戦成績で上回っている藤沼のサービスを確実にレシーブし、両ハンドの安定性で上回った。藤沼、昨年決勝で敗れたリベンジを期して準決勝に臨んだが、夢かなわず。

★福原愛の試合後のコメント
「今日の試合で反省する点も見つかったし、良い部分もあったので、それを次の世界選手権につなげていきたい。精神的には負けていないと思う。これから技術や戦術をもっと鍛えていきたい。
 石川さんは去年のプロツアーでも調子が良かったし、こちらから向かっていくつもりでプレーしました。今日の負けは決して悪い負けではない。改めて気を引き締めて、これからやっていきたい」