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全日本選手権大会

●男子シングルス準決勝
水谷(明治大) 10、-6、7、10、9 高木和卓(東京アート)
張(東京アート) 6、5、4、11 吉田(個人)

男子シングルス決勝は、昨年の準決勝と同じ顔合わせ、水谷vs.張の対決となった。

今大会当たりに当たっている高木和卓を迎えた水谷は、高木和の思い切りの良いフォア強打にたびたび打ち抜かれながらも、巧みな緩急で着実に得点。高木和が水谷の決定打を、驚異のフットワークで返球するスーパープレーを見せれば、水谷も負けじと打点を落とし、ネットの横から滑り込ませるカーブドライブで高木和のミスを誘う。華々しいラリー戦が続き、大いに観衆を沸かせたが、最後は水谷のサービスで高木和がレシーブミス。会場は大きな拍手に包まれた。07年世界選手権を最後に、世界代表から遠ざかっている高木和だが、代表返り咲きも十分狙えるパフォーマンスを見せた。

準決勝のもうひと試合は、張がストレート勝ち。吉田は張のバックブロックを打ち抜けなかった。会場からは今年も「海偉頑張れ!」の声援が飛んだが、第4ゲームにゲームポイントを奪うのがやっと。「ロシアリーグから、大会直前にシンガポールナショナルチームの合宿に参加していた。向こうは湿気がすごくて、日本に戻ってきてからも体調が悪くて、足が動かなかった。過去7年間で最悪のコンディションでした。その中でベスト4まで来れたのは奇跡ですね」と試合後にコメントを残した。