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全日本選手権大会

●女子ダブルス決勝
藤井/若宮(日本生命) 9、9、-5、-12、8 阿部/小野(サンリツ)

前回王者ペア対社会人王者ペアの対戦となった、女子ダブルス決勝。第1・2ゲームともに、藤井/若宮が序盤でリードを広げるも、阿部/小野の速攻が後半で炸裂し、追いつくという展開。しかし、前回王者が競った場面で強きのプレーを見せて2-0とリード。社会人王者として意地を見せたい阿部/小野も、得意のスマッシュ連打を決めて、第3ゲームを奪うと、第4ゲームもジュースの末にゲームを奪取。

最終ゲームも阿部/小野が激しいラリー戦を制し、3-0とスタートダッシュをかける。藤井/若宮もたまらずタイムをとるが、アンラッキーな相手のネットインもあって、6-2とリードは広がる。このまま阿部/小野が初優勝まで一直線かと思われたが、勝利を意識してしまったのか、ここからまさかの失速。藤井/若宮が積極的に攻めて2度の4連続ポイントで追いつき、逆転。阿部/小野は、阿部が粘り強いプレーを見せるも、精神的に崩れた小野が連続してミスをしてしまう。激しく流れが行き来した一戦は、最後まで自分達のプレーを信じて攻め続けた藤井/若宮に勝利の女神はほほえんだ。優勝を決め、涙ぐむ若宮。一方、つかみかけた栄冠を逃した阿部の目にも涙。激戦の末に、明暗はくっきりと分かれた。

★藤井/若宮の優勝者インタビュー

-苦しい試合でしたが、連覇を達成されたお気持ちは?

(藤井)途中諦めかけた時も何度かあったけど、たくさんの方が会場で応援してくださったので、力になりました。二人で頑張ってきて、本当に良かったと思います。試合の途中も話し合いましたが、強気で攻めていこうと言っていた。それが貫けて良かった。去年いろいろ国際大会や、国内でも経験をさせてもらった。その経験の成果をふたりで出すことができて良かったです。

-今日は決勝で勝てましたね?

(若宮)昨日は負けてしまって悔しかったけど、私たちのペアはおととしから組みはじめて
培ってきたものは多かった。今日の優勝は意味があると思います。ふたりとも攻める卓球なので、最後まで攻められたことが勝因のひとつだと思います。

-去年はアジア競技大会でもメダル、今年は世界選手権もありますね。
(若宮)これからまだまだふたりで練習して、コンビネーションを上げて、皆さんに応援してもらえるようになりたい。応援よろしくお願いします。